今の相場の主役!知っておきたい重要用語「CPI指数」

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CPI指数

CPI指数とは、「Consumer Price Index」の略で「消費者物価指数」のことです。

国民が購入する商品やサービスの価格を指数化した指標となっており、CPIが上がっていれば、全体的に物価が上がっていて、CPIが下がれば物価が下がっていると捉えることができます。

不漁で魚が高騰、熱波で電気代が高騰したり、食品とエネルギー関連の商品はその時の天候などで価格が動きやすいため、これらの商品を計算から除いたものを「コアCPI」といいます。

なぜ重要か?

現在のアメリカでは異常なインフレが起きており、生活必需品を買うのにも多額の出費が必要となり生活費の危機となっています。FRBは物価の安定を使命とする機関ですので、打倒インフレを掲げ金融政策を打ち出しています。

このインフレしているかどうかを測るためにCPI指数を見ています。インフレ率が上がる(通貨の価値が下がる)のであればその分金利を上げてインフレ対策をします。

  • インフレーション(インフレ)…モノやサービスの値段が上昇すること。相対的にお金の価値が下がること。

CPI指数の見方

CPI指数は前年同月比が注目されています。FRBの目標は、前年同月比がだいたい平均2%くらいなのですが、現在では大きく上回り8.48%になっています。

このインフレ率が収まるまでは、FRBの金利上昇局面は続くと考えておきましょう。

まとめ

  • CPI指数は物価を表す指標
  • FRBがインフレを抑える金融政策を行っているので重要な指標
  • CPI(前年同月比)が2%を大きく上回ると、利上げ。大きく下回ると利下げ。

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この記事を書いた人

投資顧問会社に分析官として勤務。
投資診断士・テクニカルアナリスト資格を保有。

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